ソラマメブログ

  

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2007年08月19日

ジジイの看板作り

武士を廃業した訳ではござらぬが、最近すっかり大工の棟梁が板についてきたジジイでござる。
拙者が和風の店を持ったらどうしても設置したかった、「屋根付き建看板」を作ってみたでござるよ。

江戸時代の大店(おおだな)と呼ばれる規模のお店では良く見かけられた看板でござるな。

これが、そのテクスチャ。

看板テクスチャ


そして、これが制作したオブジェクトでござる。

建看板の制作

右は、最初に作った試作品でござる。
全体のバランスとディテールを確認する事を目的として、プリム数などは考えずに欲しい形を贅沢に再現した結果…
なんと75プリム…www

これは幕末SIMの土地に設置してあるモデルハウスと同程度のプリム数。
このままでは常設しておく看板としては、とても使えたものではござらぬ。

これをテンプレートとして、簡略化できる部分、テクスチャで代用できる部分を検討しながら作り直したものが左のオブジェクト。

どうしてもプリム数を食いがちな屋根の部分を、スカルプテドプリムで再現してみたでござる。
故に多少ガタつきがあるのは仕方ござらぬが、テクスチャに陰影を焼きこんだおかげでディテールの再現はまずまずと言ったところでござろうか。
棟頭、うで木、もち送り等の装飾部分も、表面の彫刻をテクスチャで表現するだけに留め、アウトラインの再現は妥協。

その結果、プリム数を20個にまでシェイプすることが出来申した。 なんと55プリムの節約でござる。

そのうちに店舗の建物自体も自分で造ってみたいと思っております故、プリム数との戦いは続くのでござる。
んでも、実際に自分で建築を始めたら…この20プリムの看板が邪魔になるのでござろうなあ。(笑)  


Posted by KT爺 at 05:49Comments(12)ものづくり

2007年08月18日

じじいの歩み・07年8月

新装開店でござる!

取り敢えず商品を並べただけの状態であった拙者の店舗でござるが、やっとお店の名前が決まり申した。

「白翁堂」本舗 長崎幕末本店 看板

全てはジジイの皮から始まった拙者のSL活動でござる故、初心を忘れぬようにとの戒めを込めた名前でござる。
商品のブランド名は「KTG」なのではござるが、和風SIMでの店舗に似合う英文字の看板を上手くデザインする自信が無かった故に、ブランド名とは切り離した日本語の店舗名を考えておったのでござる。

そんな訳で、長崎幕末の拙者のお店にドンと看板を掲げ、ご満悦の大工の棟梁でござる。

「白翁堂」本舗 長崎幕末本店 外観

ご友人の皆様から頂いた開店祝いのお花が、また雰囲気を盛り上げており申す。
かたじけない。かたじけない。 感謝の極みでござるよ。

なかなか商品が増えぬのが悩みではござるが。。。
リアル仕事が終わって再びSLに帰参した暁には、ここを拠点に良い商品を制作していく所存。
皆様、ご愛顧のほど宜しく御願い奉りまする。m(__)m

ぼちぼちとお店に遊びに来てくださるお客人も増えており申す。
拙者が居合わせた場合は、気軽にお声掛け下され。
時間が許せばこんな感じで… 屋根の上にご招待仕り、咸臨丸をバックに花火を見物しながらまったりナンパ…じゃなくて、茶のみ話をしたりするのでござる。

ナンパ中

作業の合間の、拙者の大好きな時間でござる。

そんな訳で、長崎幕末で拙者と握手!! (`・ω・´)ノ
…じゃなくて花火見物がしたい方は、ビールが旨い今が良い季節でござるよ。

「白翁堂」本舗 長崎幕末本店  


Posted by KT爺 at 05:38Comments(8)ものづくり

2007年08月14日

スキンについてのお話

前回の予告どおり、今回はスキンについての、ちと技術的(?)なお話。

たまに「スキンのテクスチャは陰影を描き過ぎない方が良い」と云った話を聞くのでござるが、拙者は反対意見なのでござる。

CGソフト等のレンダラーを使った画像とは違い、陰影の表現が貧弱なリアルタイム描画を行うSLのビューワーでは、陰影は多少強調するくらいの方が、見栄えは良い筈なのでござる。
ましてや、元のアバターのメッシュがガタガタであるが故に、フェイスライトで陰影を飛ばすのが当たり前のSLでは、テクスチャの陰影に頼るしかないのが現状。

無論、元の肌色の陰影として適さない色で描き込めば、たちまち画像補正を失敗した絵のように見えてしまうのは当然でござる。 陰影の配置やその加減も然り。
人間の顔や身体の形はとても複雑なうえに、だれもが普段良く見ておるものでござる故、ちょっと間違った陰影を付けただけでも違和感を感じてしまうのでござるな。
これを回避するために目立つ陰影を排除していくと、漫画やアニメのような所謂「日本人好み」のスキンになる訳でござる。

もうひとつ、通常の描画作業だけでは陰影を描き込めない理由として、アバターのUV展開が酷い…と云う原因が有り申す。
UV展開というのは、公式HP等で配布しておるアバターの3Dモデルをビロンと開いた状態のテンプレート。 あれがテクスチャを描く為に3DモデルをUV展開した状態のガイドなのでござる。
この展開の仕方が適切で無いため(そうせざるを得ない理由があるのかも知れないが)、リアルな陰影を描こうにも、3Dモデルのとても目立つ部分にテクスチャの継ぎ目が出てしまうのでござる。 海外のリアルなスキンが高価なのは、この継ぎ目を消すために、膨大な手間がかかっておるからなのでござるな。
逆にこの手間をかけていないスキンというのは、継ぎ目の色の違いがモロに見えてしまっているか、その部分には陰影を描かずに単色で処理してあるか…のどちらかの筈でござる。

拙作「OLD MAN AVATAR」の場合、顔の周囲は特に陰影を強調したトーンで、皺や肌の質感、首筋のディテールを描き込んでおり申す。 老人の肌の質感を表現するために、1ピクセルの細かいハッチングを重ねてディテールを掘り起こすような描画をしておる為に、継ぎ目を消す処理は不可欠なのでござる。 そんな訳で…

前から~。



後ろからぁ~。



横かぁら~。



(顔アップ)また横から~。



そして斜めへ私は、受けぇ流があ~すぅ~。♪



ハズしたっぽいのでサラリと受け流してくだされ。

…と、この5方向から加筆修正したテクスチャを貼ってブレンドした後、元のアバターのUVで開き直したものを、更に修正することでテクスチャの継ぎ目を消して居り申す。
(赤いラインは、テクスチャの継ぎ目…はこの辺だったかな~という目安。うろ覚え。w)

しっかり陰影を描きこんである他のクリエイターさんのスキンも、少なからず似たような手順を踏んでおるか…もしくは3Dモデルに直接ペイントできるタイプのソフトウエアを使用するか…さもなくば、テンプレートと3Dモデルのワイヤーの繋がりを、交互にじっくり観察しつつ、描いてはアップロードしてテストを繰り返し、繰り返し…と、気の遠くなるような手間をかけておる筈でござる。

一度、手持ちのスキンを着用して、上図の赤いライン付近をじっくり観察してみて下され。

では、その手間を掛けてないスキンはダメなのか…というと、全てがそう云う訳でもなく、クリエイターさんのセンス如何によっては、その陰影の省略の仕方が絶妙な職人技の場合もあったりするのでござる。 テクスチャリングとは、実に奥が深いものなのでござるな。 またそう云った技術をお持ちの職人さんである程、スキン作りの手間を知っているが故に編み出した技法を会得しておられるのでござる故、手間を掛けた商品と省いた商品では適正な価格差を付けて販売しておったりもするのでござる。

長々と書き申したが、実際の購入、使用にあたっては、

「あたし、この顔メッチャ好み~!!」

…と云う基準で決めるのも宜しかろうと存ずる。
何と云っても、人形(アバター)は顔が命。…と云うのも正解なのでござる。

しかしながら、高額なスキンの中にも、周囲のスキンの値段が高いからそれに合わせた だけの商品があるのも事実。 一生懸命に貯めた大切なお小遣いで、高額スキンを購入するときの、其許の評価の参考にして頂ければ幸いにござる。

最後にまとめとして、つまりは何が云いたいのかと云うと…

「ワシだって、こんなに手間暇かけているのです。 今後の商品が値上がりすることがあっても許してね…;;」

…と云う、布石でござる。

のあああっ お店に石を投げ込むのは勘弁でござるよっ;;
あと、二階まで上がってきて、でっかいプリムを置いてくようなイタズラもね。(←実話)
  


Posted by KT爺 at 08:11Comments(10)ものづくり

2007年08月12日

制作中・ジジイのWIP

さて、そんな訳で開発中の女性アバターセット
現在スキンの完成度は30パーセント程でござる。(うわあぁ)
ここからテクスチャの繋ぎ目を消すために、5~10方向からのUVチャンネルを使ってテクスチャを開き、再描画、適用したものを元のアバターのUVに焼付け、更に修正…と云う、聞いただけでは何が何やらな、とっても面倒臭い作業が待っておるのでござる。;;



しかしながら、かつては「元祖美少女CGブームの火付け役」…とまで云われた拙者でござる故(知らねーよ。w)、女性キャラクターなんぞはお手のモノ。 えっへんなのでござる。

えっへん げっふん、ゲフゴフ。

…ウソでっす。 すっかり勘が鈍っております。;;(素)

路線としては、従来のカッコイイ系女性アバターよりは、若干ソフトな日本人顔…
あたりを狙っておるのでござるが、なかなか落とし所が定まらず迷走中。





そんな中途なものを晒すのは商人としてはどうなのよ??
…な気もするのでござるが、拙者は元々CG講座のお爺さんでござるから、良いのでござる。
(言い訳になってません。)

まあ、つまりは回顧録が終わったので、ネタが無いのでござるな。w
なので次回はちろっと技術的な事でも書いてみるでござるかな。  


Posted by KT爺 at 20:22Comments(9)ものづくり

2007年08月12日

現在記・ジジイの歩み(番外編)

今回は番外編。 拙者の現在についてでござる。

ソラマメでブログを書き始めたおかげで、この3日間で急激にお知り合いが増えて誰が誰やら状態になりつつあるジジイでござる。(嬉)
大変失礼な事とは存ずるが、歳を取ると物忘れがナンたらウンたらピーでござる故、もし拙者が「だれだっけ?」状態になっておるときは、怒らずに、背後からドロップキックをかますなりして、ジジイの記憶を呼び覚まして下されば幸いにござる。

そんな新たな出会いの中で、BAKUMATSU SIM の関係者の方からお誘いを受け、拙者とうとう土地を借りることに成り申した。 重畳、重畳。感激の至りでござるよ。

幕末SIMと言えば、現在押しも押されもせぬ人気SIM。
拙者も以前、「ここに商品を置かせて貰いとうござるなぁ…」と街を徘徊し、出店スペースを物色した事もあったのでござるが、さすが人気SIM。商店スペースは何処も一杯でござった。;;

…んが、その「京都幕末」のお隣に、地続きのSIM「長崎幕末」が先日オープンしたのでござる。 拙者はその長崎に店舗を出す事に成り申した。 わーいわーい。
長年の(いや一ヶ月ですから)宿無し浪人生活ともこれでオサラバ!
間借りなりにも(お。変換間違ってるけど意味は通るw)一国一城の主になったのでござる。

おめでとーーー、わしーーー!
ありがとーーー、わしーーー!

おっと。浮かれてないで、宣伝でござる。
ジジイの商魂尽きまじ。

さて、その拙者の店のロケーションでござるが。
東の港に巨大な軍艦「咸臨丸」を臨む、SIMの中央通り沿い。
SLURLは http://slurl.com/secondlife/Nagasaki%20BAKUMATSU/151/124/22 でござる。

絶景かな絶景かな。




奇しくも、ブログにコメントを下さった黒帯さんちのお隣でござる。 なので、目印は黒帯さんちの立派な「黒帯門」と云うことでひとつ。(コラコラコラw)
黒帯門のカンフー道場でみっちり汗を流した後に、フラフラの朦朧とした頭で拙者のお店に迷いこんで、気が付いたら何か買ってた…と云う寸法でござる。とぅへへ。

さて、せっかく土地を借りたトコロ…なのではござるが、本格的な活動はリアルの都合でしばらく出来なくなります故、店舗を弄るまでの余裕は無く、未だ商品を並べただけの状態でござる。 本格的に忙しくなる前に何とか女性用のアバターセットを完成させるべく、店主、店番と称して昼寝状態のまま裏で細々と作業をしておる事が多ござる。ご用の方はIMで起こして下され。



くれぐれも、顔に落書きして逃げたりなどせぬよう、お願い申し上げまする。;;  


Posted by KT爺 at 14:41Comments(7)ジジイの歩み

2007年08月11日

回顧録・ジジイの歩み(8)

回顧録・ジジイの歩み」と題して書き綴ってきた思い出話も、今回が最終回でござる。

さて生後約一ヶ月のジジイは、その後スカルプテッド・プリムの研究、検証などを繰り返し、商品もイッコ増えたりしており申す。

菅笠


また地味なものをwww

この商品を制作するにあたって、スカルプテッド・プリムについての検証、及び「メタセコイア」と言う安価な3DモデリングソフトとPhotoshop等の画像編集ソフトを使った制作手順の紹介を、拙者の別ブログ「萌えろ!CG道場+」にて公開して居り申すが、こちらは3DCG経験者向けの、ちと小難しい内容になっており申す。 興味のある方は覗いてみて下され。

また、商品を置いて頂けるお店も、最近になって一箇所増えたでござる。
Sannomiya SIM に開店した、RubyLips殿が経営するショッピングモール「Rubynarie」の3階にも、拙者の商品を置かせて頂ける事に成り申した。

そんな訳で拙者のジジイアバターとその関連商品は、現在下記3箇所で販売中でござる。
実は、もう一箇所…増えておるのでござるが、それは次回の記事にて改めてご紹介する予定でござる。

↓この看板が目印でござる。



日暮里温泉「湯」
(MagSL Tokyo Japan, Nippori)

月見神社
(MagSL Tokyo Japan, Sugamo)

Rubynarie
(sannomiya SIM)

そんなジジイの近況。
8月の半ばから、リアル仕事が忙しくなる予定でござる故、それまでに何とか「KTG」ブランド主力商品とするべく「女性用アバターセット」を開発中でござる。 お婆さんアバターではござらぬ故、そっち系を期待されておる方には申し訳ない。

さてさて、長々と、ジジイの思い出話を訊いて下さり、かたじけのう存ずる。
斯様な紆余曲折を経て…つか、読み返してみれば至極平凡なSLプレイヤーの歩みな気がするが…まあ、きっと気のせいでござる。w

ほんでは皆さん、インワールドで遇えたら宜しく! …でござる。(`・ω・´)ノ

次回予告 「現在記・ジジイの歩み(番外編)」 もお楽しみに。 (え  


Posted by KT爺 at 22:45Comments(5)ジジイの歩み

2007年08月11日

回顧録・ジジイの歩み(7)

RUKIA殿に技術を認めて頂いた事に気を良くしたジジイ。
アバターの値段設定も強気の800L$ …くらいにはしたいトコロでござったが、マニアックな部類のアバターである事、拙者のブランド力は現在皆無である事…等を考え合わせて、断腸の思いで250L$まで価格を下げ申した。

はて。 同じ手間を掛けて、リアルでこのクオリティのテクスチャを納品したとしたら…

・・・・・・・・。

ぶるんぶるんっ!
一瞬、金銭感覚がマイナス方向に麻痺しておる自分に気付きかけたのでござるが、そんな事を考え始めたら、SLは楽しめないのでござる。

リアルは忘れろ!
セクシービーチを思い出せ!
贅沢は敵だ!
はい。忘れた。w

何かと揺れるジジイ心。 青春真っ只中でござる。

そんな訳で、スキンとシェイプを同梱したアバターセットの他に、勢いで作ったチョンマゲ。 顎ヒゲと口ヒゲのセット
…等をパッケージングして、ここに「KTG」ブランドの記念すべき最初の商品ラインナップが完成したのでござる。







ヒゲセットは…まあ、お金を取る程の作りでもない故、フリーアイテムでござる。
もってけーでござる。

商品を置かせて頂いておる店舗のSLURLは下記の通り。
ジジイ、商魂逞しく絶賛宣伝中でござる。

日暮里温泉「湯」
(MagSL Tokyo Japan, Nippori)

月見神社
(MagSL Tokyo Japan, Sugamo)  


Posted by KT爺 at 19:56Comments(4)ジジイの歩み

2007年08月10日

回顧録・ジジイの歩み(6)

馬場にレートの良いサウナキャンプが在ると聞き行ってみるも…さっぱり空く様子が無く諦めて街をフラフラしておったときの事でござる。

ふと気が付くと、日暮里
ふらりと立ち寄った店のカウンターから、妙齢の御女中が声を掛けてきたのでござる。

「いらっしゃいませ~、バーテンやってます。w こんばんわ~。」

促されるままにカウンターに腰掛け、酒の相手をして頂きながらしばし歓談。
よくよく話を聞いてみると、何と彼女はこの店のオーナーさんでござった。

拙者のアバターに大変興味を持って下さったらしく、

「ウチのお店に置いても良いですよ。 スペースは無料で結構ですから。^^」

…と、申し出て下さったのでござる。
あまつさえ、彼女が管理しておる制作用の工房を、何時でも無償で利用して良いとまで云って下さるではござらぬか。

失意のジジイ、日暮里に天使を見た。

これが拙者と、RUKIA殿との出会いでござった。

日暮里温泉「湯」
(MagSL Tokyo Japan, Nippori)




この日、偶然にもそのお隣のSIM 巣鴨にて、無料で出店スペースを貸して頂ける神社を発見。 早速オーナーさんに掛け合って、ここにも商品を置かせて頂ける運びと成り申した。

月見神社
(MagSL Tokyo Japan, Sugamo)




捨てる神あれば拾う神ありなのでござる。
や、特に誰に捨てられたと云う事も無いのでござるが…。

え、 James?   誰それ?  


Posted by KT爺 at 23:08Comments(3)ジジイの歩み

2007年08月10日

回顧録・ジジイの歩み(5)

やっとの思いで自分の姿を手に入れた拙者でござるが、作ったものを売らねば直ぐに資金は底を付くのでござる。 まあ、あたりまえ。

仕方なく、今度はジジイ姿のままセクシービーチに出稼ぎに行ったのでござる。
ところがマットの上に寝っ転がること10分…

「うう…耐えられぬ。。。」

南国の日差しは老体にはちとキツ過ぎたようでござる。
てか、すっかり飽きておったのでござるな。w 何と贅沢な身体になってしもうたモノか。

背に腹は代えられぬ。 自分用にと作ったアバターではござるが…

ここは身売りでござる。

このままでは、次の創作も侭ならぬ。
武士は食わねど何とやら…とは行かぬのでござる。
てか、キャンプと云えばセクシービーチしか知らないのも何か間違ってる気がしないでもないが、そんなこたこの際どーでもいいのでござる。

さて、商品を売るとなれば場所を確保せねばならぬのがセカンドライフのルール。
値段の設定等も悩むところでござる。

巷の相場を見ても、質の良いスキンは総じて高いものでござる。
拙者も無論、作品の質には自信がござる。
では、ここは少々高ぅ設定しても良いのではござらぬか??
それがし入魂の作品…しかも身売り…;;
できれば高う買うて欲しい。
…てか、ぶっちゃけ儲けたい。

と、様々な思い(欲望)が脳裏を駆け巡る、すっかり思春期を迎えたジジイ(生後15日)なのでござった。

一人で悩んでいても埒が開かぬ故、ここは周囲の人の意見を聞いてみることにし申した。

わし:   「このジジイアバター、いくらなら買っても良いと思うでござるか?」
周囲の人:「ん~~、あたしだったらぁ…15か20くらい? かなぁ。」

…世の中甘くは無いのでござる。 orz

右を見ても左を見ても、きらびやかな美男美女が闊歩するSL界。
殆どの人が負けじと美を競うことを目標としておると云うに…

「拙者は、何と云うマニアックなモノを作ってしもうたのじゃ…」

少なくとも、金の無い時期に作るものでは無いと気づいた時には後の祭り。
失意の中、トボトボと夜の街に消えてゆくジジイなのでござった。

  


Posted by KT爺 at 18:44Comments(7)ジジイの歩み

2007年08月10日

回顧録・ジジイの歩み(4)

[前回までのあらすじ]
時は幕末。近代化の波が押し寄せる波乱の世界に生まれ落ちた老武士 KT爺 は、武士の誇りを持ったムチムチプリンな職人気質のお嬢さんである。(←????) 時に厳しい浪人生活に挫け異国のビーチで道を踏み外しそうになるも、武士として、真の己を取り戻すべく、草深いジャングル(Cocolo Island)に篭り壮絶な修行を開始。
数年後、下界に姿を現した老武士にかつてのキュートな面影は無く、その眉間の皺には、この世界でクリエイターとして生きて行く決意が深く刻み込まれているのであった。 
「贅沢は敵だ!」を合い言葉に、いそいそとシェイプを弄る大工の棟梁がここに誕生(生後13日)したのである。





…と、そんな訳でやっと自分の姿を手に入れたジジイでござる。

作成したスキンに合わせてシェイプを弄り、自分のイメージ通りのジジイアバターが完成し申した。
まったくもって100年どころか5万年の恋も醒めようかと云う見事なイメチェンっぷりでござるな。 我ながら見事。 Jamesはびっくり。 フレ登録は抹消。www

これでやっと誰憚る事無く、ものづくりに励めるようになった訳でござる。

この頃から、拙者は Azul island に在った(現在は Sannomiya SIM に移転)[BEC]と云う初心者サポートグループにご厄介になり、いろいろと教えて頂きながらアイテムの制作を始めて居り申した。

勢いで、スカルプテッドプリムのちょんまげを作ってみたでござる。 わし、イカスぅ。






…と、ここで大変なことに気づいたのでござる。

「所持金の残りが…52L$しかないではござらぬか!!」

調子に乗ってテクスチャをアップし過ぎたようでござる。 気が大きくなって安価ながらもお買い物なぞしたのも原因でござる。
や、…やはりセクシービーチに戻るしか無いのでござろうか… 老武士危機一髪!

以下次号 …なのでござる。  
タグ :ものづくり


Posted by KT爺 at 12:30Comments(6)ジジイの歩み