回顧録・ジジイの歩み(5)

KT爺

2007年08月10日 18:44


やっとの思いで自分の姿を手に入れた拙者でござるが、作ったものを売らねば直ぐに資金は底を付くのでござる。 まあ、あたりまえ。

仕方なく、今度はジジイ姿のままセクシービーチに出稼ぎに行ったのでござる。
ところがマットの上に寝っ転がること10分…

「うう…耐えられぬ。。。」

南国の日差しは老体にはちとキツ過ぎたようでござる。
てか、すっかり飽きておったのでござるな。w 何と贅沢な身体になってしもうたモノか。

背に腹は代えられぬ。 自分用にと作ったアバターではござるが…

ここは身売りでござる。

このままでは、次の創作も侭ならぬ。
武士は食わねど何とやら…とは行かぬのでござる。
てか、キャンプと云えばセクシービーチしか知らないのも何か間違ってる気がしないでもないが、そんなこたこの際どーでもいいのでござる。

さて、商品を売るとなれば場所を確保せねばならぬのがセカンドライフのルール。
値段の設定等も悩むところでござる。

巷の相場を見ても、質の良いスキンは総じて高いものでござる。
拙者も無論、作品の質には自信がござる。
では、ここは少々高ぅ設定しても良いのではござらぬか??
それがし入魂の作品…しかも身売り…;;
できれば高う買うて欲しい。
…てか、ぶっちゃけ儲けたい。

と、様々な思い(欲望)が脳裏を駆け巡る、すっかり思春期を迎えたジジイ(生後15日)なのでござった。

一人で悩んでいても埒が開かぬ故、ここは周囲の人の意見を聞いてみることにし申した。

わし:   「このジジイアバター、いくらなら買っても良いと思うでござるか?」
周囲の人:「ん~~、あたしだったらぁ…15か20くらい? かなぁ。」

…世の中甘くは無いのでござる。 orz

右を見ても左を見ても、きらびやかな美男美女が闊歩するSL界。
殆どの人が負けじと美を競うことを目標としておると云うに…

「拙者は、何と云うマニアックなモノを作ってしもうたのじゃ…」

少なくとも、金の無い時期に作るものでは無いと気づいた時には後の祭り。
失意の中、トボトボと夜の街に消えてゆくジジイなのでござった。

ジジイの歩み